海で知り合った
タフで気さくなじーさんは
漁師を引退して
80をとうに過ぎた今も
海とは気まぐれに付き合っているような
こんな俺達のサポートを
いつもニコニコしながら
続けてくれている
なんの見返りも求めることなく
「生身で海と関わるやつらは
海の怖さを知ってるから
おくゆかしい
差し出がましいことは言わないし
差し出がましいことはしない
みんな一生懸命
海と自分に向かって行くから
応援してやってんだ」
砂浜の見晴らしのいい場所に腰をおろして
俺達を眺めている
誰かが困れば
一目散に駆け付けてくれる
「こないだもらったパンの礼に菊をやろうと思ってな
欲しがる親戚に見つからないように
いいのを一鉢垣根に隠しといたんだ
忘れずに持ってけ」
何千ものつぼみをつけた
じーさんのコギクが
清かな黄色の
指先ほどの小さな花を
一斉に開かせ始めた☆
両手を広げて
「これっくらいの水を
毎朝ちゃんとやれ
あとはなあんにもしなくていいから
それから
二番目の娘によろしくな」
どうやら二人は相思相愛らしい・・
タフで気さくなじーさんは
漁師を引退して
80をとうに過ぎた今も
海とは気まぐれに付き合っているような
こんな俺達のサポートを
いつもニコニコしながら
続けてくれている
なんの見返りも求めることなく
「生身で海と関わるやつらは
海の怖さを知ってるから
おくゆかしい
差し出がましいことは言わないし
差し出がましいことはしない
みんな一生懸命
海と自分に向かって行くから
応援してやってんだ」
砂浜の見晴らしのいい場所に腰をおろして
俺達を眺めている
誰かが困れば
一目散に駆け付けてくれる
「こないだもらったパンの礼に菊をやろうと思ってな
欲しがる親戚に見つからないように
いいのを一鉢垣根に隠しといたんだ
忘れずに持ってけ」
何千ものつぼみをつけた
じーさんのコギクが
清かな黄色の
指先ほどの小さな花を
一斉に開かせ始めた☆
両手を広げて
「これっくらいの水を
毎朝ちゃんとやれ
あとはなあんにもしなくていいから
それから
二番目の娘によろしくな」
どうやら二人は相思相愛らしい・・